北東稜のルート工作開始

4月9日 晴
 古野隊はC4ルート取り付き付近までの偵察・ルート工作。
 池田はC2からABC入り。今朝のABCでは安全祈願のタルチョンがはためいていた。

4月10日 晴のち雪
 古野隊はABCで休養停滞。
 シェルパ6名でC4(7100m)荷揚げ。
 井本、忍田、家口、田村はABC入り。

4月11日 晴のち雪
 井本隊は6750mまで往復。シェルパはC4へ荷揚げ。
 第4回目最後のヤク51頭がBCを出発。

4月12日 晴・強風
 強風のためシェルパの荷揚げは中止。古野隊はC4を目指すが強風で引き返す。

4月13日 晴・強風
 風が強く条件が悪いので、北東稜末端に仮キャンプを設営。明日のルート工作に備える。

C4建設

4月14日 晴
 古野、井本、田端、田村とシェルパ6名でC4を建設。4人用4張、6人用2張を岩稜上に設営。幕営スペースが無く、テントの端3分の1は中に浮いている。風で飛ばされないようロープで補強する。事前に雪洞も検討されたが、こちらの方がはるかに居住性は良い。一気にシェルパ17名が1人平均18kgをC4に荷揚げする。ABC〜C4間は日本人隊員で登り4〜5時間・下り2時間、シェルパは4時間で往復する。